2026新春対談|C-POERグループ代表 肥田和明×髙木多治見市長
<髙木多治見市長との対談特集>
市長に就任して1年半の高木市長。
福祉に関するこれまで実施されてきた取り組みやこれからの予定など、
福祉への想いをお伺いしました。

ー令和6年 多治見市の福祉の取り組み
「子どもの福祉と産後ケア」
市長;令和6年は児童発達支援センター「わかば」を開設した年でした、多治見市発達支援センター「なかよし」「ひまわり」とことばの教室を合併し、新たな施設でさらに子どもの障がいや発達の支援を手厚くしていこうと考えています。様々な関係協議会と協力しながら新たな取り組みができた1年だったと思います。
肥田;多治見市は、子どもの福祉や産後ケアに熱い想いで取り組んでいますよね。
市長;多治見市は令和5年度は訪問型のみ実施していましたが、事業所等の協力を得て、令和6年から通所・宿泊・夜間訪問を含めて、県内で1番の支援の手厚さとなりました。大変多くの方にご利用いただき、産後の支援を求める方の多さに気付かされました。来年度は新たな産後ケアの取り組みを計画中で、多治見市の産み育てやすい環境を更に充実させていきたいと考えています。
肥田;もう1つ拠点を増やすということですか?
市長;施設は、協力を得ながら増やしていきたいと考えています。行政だけでは限界もあると感じており、多くの方と連携しながら学び合い、市民の皆さんの利便性や幸福度を高めていきたいです。
肥田;産後ケアサービスの5年、10年後をどのように描いていますか?
市長;お母さんと子どもが主役だと思っています。お母さんが悩んでいるところに支援をすることで、子育てに喜びを感じられるよう、「多治見市は産み育てやすいところだよ」という口コミや支援の輪が広がっていくことが、良い循環になっていくのではないでしょうか。
肥田;子育てしやすいことは重要ですよね。
市長;令和6年4月からはこども家庭センターを新たに設置し、妊産婦・子育て世帯・子どもへの支援を強化しています。子育て1つにしても正解がありません。ニーズを把握しながら、誰ひとり取り残さない未来を作っていきたいと思います。

ー令和7年 新たな福祉の取り組み
市長;重層的支援体制を令和7年4月から運用していきます。来年度からの取り組みについては、支援のつながりをより大切にしながら、誰ひとり取り残さない、孤独・孤立させない包括的な相談支援体制を継続的に発展させていきたいと考えています。また、令和8年4月からは、中学校の給食費を無償化する方針です。ただこれには大きな財源が必要です。令和7年度は改めて皆さんの意見を聴かせていただきながら、本当に実施して良いものなのか、どのように実施していくのかを議論していきたいと思っています。
肥田;なぜ中学校の給食費の無償化から始めようと思ったのですか?
市長;保護者の声から、経済的支援は支出が増える中学・高校期に特に必要だと感じました。給食費無償化に加え、産後ケアなど両面からバランスよく支援していきたいです。福祉や子育て支援は、すぐに大きな成果が出るものではないと考えています。ただ、将来このまちが住みやすいと感じてもらえれば、結果的に人口や税収の増加につながると期待しています。
ーC-POWERとC-fanの取り組みについて
肥田;私は多治見で生まれながら一度離れ、戻ったときにどう暮らすか悩んだ経験があります。でも地元への想いが強く、福祉の面で暮らしやすいまちにしたいと考えるようになりました。誰にでも必要になり得る支援だからこそ、今できることを大切に進めています。
市長;C-POWERグループの皆さんは、多くの方への支援だけでなく制度づくりにも取り組まれています。支援を受けるだけでなく、提供し循環を生み出す考え方に、とても心強さを感じています。

肥田;市長が近い世代で心強く感じています。C-fanは収益よりも、困っている方へ情報を届け未来につなげたい想いで制作しています。多治見市と連携し、より多くの方へ届けていきたいです。
市長;皆さんの活動や知識、つながりが集まってC-fanが生まれていると感じています。このような取り組みが広がることがまちづくりの第一歩です。多治見市としても引き続き協力していきたいです。

肥田;ありがとうございます。私たちの活動を通して、将来は福祉を意識しなくても安心して暮らせる社会になったらいいなと思っています。
市長;福祉を特別に意識しなくても安心して暮らせるまちが理想だと思います。そのように感じてもらえるよう、私自身もこれから取り組んでいきたいです。

ー令和7年にかける想い
市長;就任1年目は試行錯誤、課題に向き合った2年目、3年目は成果を実感してもらえる年にしたいと考えています。任期は短いですが、福祉や子育てなど将来につながる種まきを大切にしていきます。
C-fanの発信も含めて多くの情報を学びながら、日々勉強していきたいと思っています。皆さんと引き続き意見交換をしながら、今年も良かったと言える一年にしていきたいです。
就任後、福祉施策を拡充してきた高木市長。誰も孤立しない支援体制づくりを進め、将来も安心して暮らせるまちづくりを目指していると感じられました。
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